毎日使える! 野菜の教科書


川端理香 監修/宝島社/:A5判 ページ数 159P

人間ある程度年を取って来ると、身体の中で結構気になる部分が
増えてきます。高血圧だったり血糖値だったり。定期健診のドック
の度に高脂血症と判定されたりと。
そんな中、糖尿予備軍などど言われたら成人病一直線です。
『食事制限までとは言いませんが気お付けてくださいね。』と言われて
してしまい、あわてて『それなりに考えねば』と焦る今日この頃。

とりあえず野菜?
そんな時、書店でふと目に止まり、そのまま購入してきた一冊が
此の『毎日使える! 野菜の教科書』川端理香です。

毎日使えるの言葉通り?、と掲載されている内容を確認すれば
殆ど流通されている入手が可能な野菜群ばかり。加工食材などと
気にしなければ香草を含めほぼ入手可能です。
流石に季節の旬な野菜がが断然美味しい訳ですが近年栽培技術が
発達し流通のタイムラグが最小に抑えられているのでその点は
気にならない程度と思っています。

内容は、冒頭に1野菜最旬トピックスとして。最新の野菜事情を掲載
『食べる順番は本当に意味ある?』『1日分の野菜の上手なとり方』
『ノンオイルドレッシングは体にいいとは限らない』
『塩分の取り過ぎを野菜で解消』『ひじきに鉄は多くなかった』
『品種によって栄養素が違った』から始まる最近の食事情。

野菜を種タイプ別にまとめた、栄養素、鮮度の見分け方、
下ごしらえ、保存方法を個々に掲載。
順番はトマトやナス、ゴーやなどの『実』野菜、大根やレンコンの『根』野菜
キャベツ、ホウレン草などの『 葉』野菜、『 茸』類と『山菜』
『海藻』とハーブなどの『香』香草類、最後は『果物』の7項目全120種
の扱い方情報。

病気などを特定し『この病気に効く』といわれるような書き方ではなく
美味しい食べ方選び方、保存の方法にちょっとした蘊蓄。栄養素から
考えた調理の方法と覚えておけば便利かなと思える内容です。
意外と知らない選ぶコツなどは『レタスは軽いほうが良いの?』など
重い方がいかにも身があり『お得』なように感じていましたが違うのですね。

お薦めな方
保存や下ごしらえなどの基本の扱い方をしりたい。
野菜のもつ栄養と効能、ちょっとした蘊蓄を知りたい。
日ごろあまり料理をしない野菜初心者。
これから一人暮らし、いざ野菜生活。

そんな、ちょっと知っていれば意外と感心されそうな情報に
野菜ごとの調理時の注意点などをまとめた『野菜の教科書』。
書店でパラパラ観ても良し、自宅で家族と回し読み。
料理の本の間に置いておかれても良いと思います。

毎日使える! 野菜の教科書

毎日使える! 野菜の教科書