ホーンテッド・キャンパス 水無月のひとしずく

ホーンテッド・キャンパス

話題になっておりました『ホーンテッド・キャンパス』の映画ですが
こちらは森司を中山優馬初主演、こよみ役にAKB48島崎遥香
オカルト研メンバーは大野拓朗高橋メアリージュン安井謙太郎
のキャストで映像化。

噂ではラブコメあり、ホラーシーン(怖い所)ありとなかなか好評
だったようですね、残念ながら観に行ける機会を逃し未観賞。
なので感想語れないのは残念であります。

個人的にも気にはなっておりました、特に島崎遥香の演技力、
『観て来られた方』の感想ってどうなんでしょう、
『こよみ』は自体がテンションに強弱無いキャラ設定、なので黙っているだけ
で良い美少女役の『島崎遥香』には興味はありましたね。
そう言えば既に『レンタル』されてますねTSUTAYAさん行かなきゃ。


さて、ここからが本題ですが、櫛木理宇の『ホーンテッド・キャンパス
新作の『水無月ひとしずく』、シリーズ12作目が先日発売。
先巻の最後で『これは引きだよね』、と思わせぶりなシーンで終了を
されてましたから、今回読ませて頂いてスッキリしました。
まぁ、そのおかげで『似たもの』カップルは恋人ごっこを満喫でき、
『 ―恋人になってもらえませんか』のセリフでで彼岸に渡りそうになったり
『名前呼び』で多臓器不全とか笑いを取る部分に読み手としては
終始『ニヤニヤ』ものでした。
何か『鈴木』くんにフラグたったの?とか『森司』って実は『天然たらし』
と思ったのは余談の余談。

今回も短編3章の態をとるも一冊の流れを重視した構成で、今までの
シリーズ登場のキャラを忘れずに絡ませてくる計算は流石ですね。
何時も思いますが関わらせ方が微妙に見事です。
ホラー部分も抜かりはなく『視える』『憑いてる』『霊障』を織り交ぜ
今回は新たに『聖痕現象』。
テーマは『学校』『ハラスメント』『支配欲』、『スクールハラスメント』には
多分に考えさせられるところは在りますね、学校って閉鎖的な世界で
隠蔽体質な処は今更、今の時世『いじめ』がある事が当たり前。
小説以上に目に見えない部分も多いのではと日頃思っています。
正直マスコミでも聞く事のない『スクールハラスメン』の単語は、
もっと社会的にオープンなワードになっても良いのではと感じます。

ホーンテッド・キャンパス 水無月ひとしずく」は
角川ホラー文庫にて発売中、
ダブル・ミーニング… ハラス解決するついでに、恋人になってしまいなさい、
そんな意味合いでは?、まぁ最後の最後で恰好良いエピローグでしたね。

ホーンテッド・キャンパス』ファンはお見逃しなく、新刊発売中です。