あずかりやさん


あずかりやさん

大山淳子(著)/出版社/ポプラ社 256ページ



あずかりやさん
ミスター・クリスティ
トロイメライ
星と王子さま
店主の恋
エピローグ


特別集録
ひだりてさん


高級自転車、遺書、一通の封筒、大切な本…。
あずかってと言われたものをあずかり、それがどんなものだろうと、一日百円。
心やさしい店主・桐島透が営む、不思議なお店「あずかりやさん」を舞台に、
お客さまが持ち込む「あずけもの」に隠されたそれぞれの思いと秘密が交差する。
悩み傷ついていた心がじんわりと癒される物語。---引用


ちょっと不思議な感じの、時系的に繋がっていそうなお話が
短編形式で七話収録。最後の特別集録は再録だそうです。
上記の引用文から、お分かりの通りそんなお話です。


と、書いても『あずかりやさん』の意味は理解できるけど
内容までは察する事は出来ませんよね。
概ね一人称文体で物あり、道具あり、動物あり、人ありです。
短編形式ですので1話づつゆっくり読まれても1日や2日で
読み終えられます。
説明口調やくどい言い回しもありませんのでお子様でも大丈夫
私は家人から『面白いよ』と渡され仕事の合間合間に読ませて
いだだき3夜で読み終えました。
正直、レヴューしたい… 処ですがこれは『ネタばれ』や『あらすじ』
などの予備知識無しで読まれた方が『良い』でしょう。
表紙を掲載しましたが、そちらと引用文章だけで十分に推測できます?
多分…。
全ての話がハッピーエンド… ではありませんが、読まれる方それぞれに
『ここが良かった』と感じたり、各話読み直して行ったり来たりされるのも
楽しいのではないかと思います。
個人的には『ミスター・クリスティ』号か『トロイメライ』の社長の話などが
好きですね、『店主の恋』はちょっともやもやします。
表紙絵がノスたルジィなので『昔の?』と思われがちですが
『その頃』から『いま(現在)』までを綴った構成です。


童話と寓話の間くらい?仕事のあいまや寝る前に1話づつ読まれる
とローペースで良いです。

あずかりやさん (一般書)

あずかりやさん (一般書)