本もフィギュアも…

フィギュアの保管法

 自宅では本と同じキャビネットにフィギュアも飾っていたりします
それは模型にも紫外線や埃などによる経年劣化が起こるからです。

 フィギュアだけに限りませんが模型全般に言えば経年劣化は避けようのない
現象です。ただ定期的な「手入れは?」と聞かれれば
箱から出して本体を飾っているのであれば埃を払うくらいです。
流石にフィギュア好きならば素手で触り手の脂や汗を残す人はいないでしょう。

 私も飾る場合は一応綿製の手袋を装着し素手でのお障りは厳禁としています
経年劣化で一番顕著に現れる状態が色あせ、紫外線の影響で素体の色があせます。
ただしどのフィギュアでも同じように色あせするかはメーカー差や製造時の
時代差(使用された塗料の差)がありますから一概に同じとはいえません。
 紫外線を避ける方法は箱から出さないか展示鑑賞中はガラスケースに収めるか
の二択しかありません。当然販売されていた箱にしまう場合は不透明な紙等で
包むか配送されてきた梱包箱に戻すかです。

 もし汚れてしまった場合は「ぬるま湯で洗う」それでも駄目な場合は
「ぬるま湯に薄めた食器洗剤で洗う」です。洗う場合も注ぐ、綿棒で軽く撫でる、
くらいで止めましょう。
 間違ってもアルコール系や塗料の薄め液などで汚れを落とさない事、逆に
ダメージを与え塗装がはげてしまいます。
 汚れを払い落した後はエアーブロア等で気が付かない埃を吹き飛ばし箱に戻す
事をお薦めします。「ぬるま湯で」洗う場合はデカール処理されている部分は
出来るだけ避けてあげてください。

 夏場などは飾った後にフィギュアの自重で変形していないかを確認する事も
大事ですブリスタに戻したら微妙に反っていたなんて場合もありますので
飾る時も保管する場所も高温にならない様に気を付けてください。
 また箱、ケースに戻す際は保護フイルムを購入時と同じように戻してあげれば
メーカーが気にかけた色移り個所と融着を危惧している場所を避ける事が出来ます。