ほめ日記

『ほめ日記』 子育てハッピートレーニン

手塚 千砂子 (著)/出版社/ 三五館/157ページ


『ほめ日記―子育てハッピートレーニング』手塚 千砂子/著です。
実はこの本、評判にて改題、改訂され
『「ほめ日記」効果・スマイル子育て篇』として新装版が発行
されています。

ですのでこの表紙で探されても新書では書店に置いてない場合が
ありますのでご理解ください。

皆さんはこの表題『ほめ日記―子育てハッピートレーニング』
でどんなイメージを思い起こします?
子供の『躾』、教育は『褒めて』のばす?』、『子供をほめるの?』、と
思われがちですが、実は自分をほめます。

自身を『ほめて』その日記を書く、そのトレーニングでプラス的な
思考に切り替える。そんなトレーニング本です。

言われてみれば、考えさせられる事は多々あります。
子供のいる前で『今日も疲れた』や『すごく大変だ』などと
言葉にすれば、子供は自分の所為でそうなったんだと
思ってしまうかもしれません。
それ自体がマイナス思考の連鎖であり、忙しさなどに文句を
言ったあとでは子供をほめる行為が『取って付けた』ようで
気持ちも伝わりません。

自分を頑張った、手伝ってくれた子供にも頑張った、と声を
かけてあげれば子供も一緒に頑張ったから喜んでくれた、と
プラス思考の連鎖となる訳です。

その自分をほめる『日記』を書くことがほめ上手になる秘訣
でありその継続を頑張りましょうと説いています。

実は『自己啓発』の本に近いと思い読み始めましたが
明確に『負』の言葉を使わない癖を付けるトレーニンング。
であり啓発と括るにはいささか当て嵌まらないのでは?と
感じた一冊です。

似たような『子育て本』は数多く出版されておりますが、
『すぐに怒る癖を出させない』、とする前段階から子育てに
向き合う本書はやはり他とはニュアンスの異なるアプローチで
じつにお薦め出来る『本』です。

実は購入から時間が大分経ち、新装版となっていた事は
ちょっと驚き。
どうりで表紙の柄だけ覚えていても探せないはずでした。
同じ著者さんの本は『ほめ日記』で検索すれば4冊ほどヒット
できるはずです。書店でパラパラしてまいりましたが言わんと
されている部分は同じ、もし新装版が目に止まったら
『これからでも遅くない』と手に取られてはいかがでしょう。

お薦めは
結婚され、さあこれがら『子供』と考えている方から
子供がまだ幼児期で手が多くかかる方。までのはお薦めです。

流石に思春期くらいだと別なアプローチが良いかもしれませんが
『ほめ癖』つけて子育てを!。をお薦めです。

「ほめ日記」効果って、何?

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「ほめ日記」効果・自分を味方にする法則

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