絶対、よくなる!

絶対、よくなる!

PHP研究所 斎藤 一人 (著) 191ページ


今年も早い物で既に10月半ば、今年入社した新入社員はすでに
半年以上を会社にて過ごしている訳です。
順調に悩みも無く、日々忙しさに追われている方も多いと思います。
そんな方々とは別にそろそろ音を上げた新人もちらほら見かけます。
終業時ちょっとした時間に相談を受けます。

『私(自分)に、この仕事は向いていないのではないでしょうか?』
『仕事(会社)を辞めたいのですが…  』
 と相談される事が数回。

五月病を乗り切った新人も、その後仕事に慣れてきて、次は
使用期間後の簡単な仕事を割り振ります。徐々に新規の仕事を
与え様子を見ながら… と考えてはいたのですが

そんな中、それらのプレッシャーに弱いのかちょっとした残業後など
具合が悪くなり出社が疎かに。数日休んだ後に決まってこう相談
されるのです

『この仕事向いていないかも… 』

『いやいや、たかが数カ月で結論出すなよ』と言いたい処を
我慢して一応は話を聞きます。

今の若者には小言説教は逆効果の様ですね、そのまま退社します。
全員とは申しませんが、上昇思考が希薄と言いますか、競争心よりも
プライベートが大事とか。残業を働いて稼ぐよりその時間で遊びたい、
定時外は自分の時間なので大切にしたいなどと宣う風潮。

言わんとしている事は重々承知、私だってそうしたいですから。

ただ仕事ですから全て想定内の時間で終わる事も無く、ましてや
サービス関係の案件が絡めば時間は無いようなものです。

そんな事例を省みて、休憩スペースには数冊の本を置いてあります
誰か、何時でも、簡単に読めるようにと。
その中の一冊が斎藤 一人さんの『絶対、よくなる! 』です。

現状を恨み嘆くより次の良くなる『結果』を待ちなさい。
そんなフレーズがプレッシャーを和らげてくれます。

自身の今の現状は過去の自分の行動の延長にある。
良い事をすれば良い事が、悪い事をすれば悪い事が帰ってくる。
他人と自分とを比べ嘆いても仕方がない。理性も良心も
大事なんですよ。今の先には良い未来があるので信じて
進みなさい。
そんな人として当たり前な考え方にプラス思考を加えてウマく
行くから大丈夫!。
そんな『絶対、よくなる!』な本です。

でも『自己啓発』の類でしょ、と言ってしまえばそれまでですが
文句や恨み妬みばかりを口にしても良い事は帰ってきませんよ
『他人は他人自分は自分』それらを教えてくれる『一人』さんの本です。

ただし、本人が読みたいと思わない限りまったく効果が
無い訳ですから、如何に啓発を促せるかが第一段階ですね。

お薦めなフレーズ
『自分のやったことの責任は自分でとらせるのが『魂の成長』』

本当に落ち込んでいる人には読ませるよりも、読み聞かせが
が効果的です。

絶対、よくなる!

絶対、よくなる!