虚構推理 鋼人七瀬
言わずと知れた著者『城平 京』のミステリ小説
完結1巻400ページ講談社ノベルスです。再販では「鋼人七瀬」がとれ
『虚構推理』だけになりましたが講談社文庫です。
読みました、2011版です「疲れたかど面白かった」が当時の感想
久しく書棚に隠れていましたが、コミカライズ連載に乗じ
再度読み返しの為日の光が(笑
こちらコミカライズの感想となります、正直最近の
コミカライズ作品群の中では「ダントツ」(あくまで個人感想ですよ)。
ラノベ系小説と少年(青年)の中ではです(小女漫画は最近読まないので)
何がすごい?、その情報量と的確な構図。原作をさりげなく補完(?)、
こんな表記原作に在っただろうか?と読み返せば漫画オンリーネタですが
何の違和感も無い挿入。
絵が上手い部分も流石ですねベテランがゴーストで描いてると言われて
も信じます。
6巻で完結、お疲れさまでしたとの後オリジナル描き下ろし原作で
連載続行。これはアニメまで言って欲しい(笑
一押しコミカライズ『虚構推理 鋼人七瀬』必見です。
あえてネタばれなし。
虚構推理「鋼人七瀬」キョコウスイリコウジンナナセ
講談社文庫/城平 京(著)
400ページ
内容紹介
<第12回本格ミステリ大賞受賞作!>
深夜、鉄骨を振るい人を襲う亡霊「鋼人七瀬」。それは単なる都市伝説か、
本物の亡霊か? 怪異たちに知恵を与える巫女となった美少女、
岩永琴子が立ち向かう。人の想像力が生んだ恐るべき妖怪を退治するため
琴子が仕掛けたのは、虚構をもって虚構を制する荒業。
琴子の空前絶後な推理は果たして成功するか?
終始ゾクゾクしっぱなし……息もつかせぬ物語とはまさにこのことだと思います。
意外な展開、予想外な事実、桁外れな人物、奇妙な現実、異様な虚構、
奇想天外な“戦い”――。
絶妙に狙い澄まして放たれる数々の“驚き”の奔流に溺れそうになりました。
―作家・平坂読(『僕は友達が少ない』)
「本格」の今後が有する可能性を大きく押しひろげた一作。(作家・氷川透)
ただただ作者の才能に嫉妬するばかり。(作家・黒田研二)
おおおお前を倒すのはこの俺だ!(作家・汀こるもの)
内奥に錨を下ろした論理、奇矯でありながらつらぬかれたロジック。
破格のミステリ。(作家・辻真先)
辻褄の合った論理こそ、時には真実から最も遠ざかるものではないか。
(書評家・千街晶之)
驚きを通り越して爽やかな敗北感さえ抱かされた。(作家・太田忠司)
「真相」の意味について刺激的な考察を展開。(作家・大山誠一郎)
「本格ミステリのロジック」の持つ魅力と危うさを純粋培養したような小説。
(作家・光原百合)